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 私が通った小学校には二階建ての木造校舎があり、小学校低学年が使っていました。その校舎に沿うように何本もの桜が植えられ、廊下の窓枠に届くほど、枝を伸ばしていたのです。春は見事な花、夏は涼しい木陰をくれる大事な木々でした。  しかし、ある無残な姿も目に焼きついています。  そう、あれは本当に無残な姿だった…。  ここから先を読む方は、目を覆うような光景を覚悟してください…。
 桜の枝は、木造校舎の窓枠にまで届いていました。だから、花の時期には花びらが、葉が落ちる時期には枯葉が校舎に舞い込んできたのです。そして、葉が茂る季節には……毛虫。そう、葉を食べていたらしい毛虫が、枝を伝って校舎に侵入してくるのです。窓枠を、時には廊下を毛虫が這い回るその光景は、その校舎を使う子供たちや教員にとってはある季節の光景となっていました。  考えてみてください。  木造校舎の窓枠や廊下を這い回る毛虫たち。  木造校舎の窓を開け閉めしたり、廊下を歩き回ったり、時には走り回る人間たち。  もう、お分かりですね。  桜と並ぶ木造校舎は、ある時期、毛虫たちの大量虐殺の現場と化していたのでした。  桜さくら  お前がほんのり赤いのは  人の血なんだと皆言うが  本当は  名も無きものの 嘆きの色だ  あの校舎が今どうなっているのか、私は知らない。
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コメント

 植物と毛虫は仲良しですからね、どうしようもないです(苦笑)。桜は注目される花だから、毛虫も余計に目に付くんでしょう。
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