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 読書バトンの回答編2です。「Q4.特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)」という質問の途中、3冊目からです。 3.枕草子(清少納言著、各種現代語訳)  原文は読めないので、必ず現代語訳を読んでます(^^;)。  いくつも楽しめる、または共感できる場面があって、何度読んでも楽しいです。その中に、時おり切ない場面が混じって…。  清少納言が中宮に「ませごしですが」と食べ物を差し出す場面があるのですが、そこだけ読んでも「それがどうしたの?」で終わるんですよね。 萩谷朴さん、田辺聖子さん、橋本治さんらの現代語訳を読んで、どれだけ寂しく心細い状況だったのか分かった時の驚きは深かったです。  楽しくて、意地悪で、俗っぽくて、清々しい。そんなもので綴られた枕草子には、その裏に何ともやりきれない現実を生きていた人たちの姿があります。  あ、さらりと読んでもとても楽しい読み物だと思います。「春は曙」。これで千年続いているベストセラーですもん(笑)。 4.獄門島(横溝正史著、角川文庫)  ご存知金田一耕助シリーズの1冊で、私が初めて読んだ横溝作品です。  あくまで物語の中でという話ですが、この物語に出てくる3つの見立て殺人はぞっとするけれど綺麗だと感じます。梅に逆さに吊るされた振袖姿の少女、岬に放置された釣り鐘の中に押し込められた少女、吹流しの中で巫女装束をまとったまま倒れた少女。こういう物にも「美しさ」を感じることができるというのも、不思議なものです。…推理小説への感想としてはずれてますかね。  「獄門島」はテレビドラマと映画になってますが、ちょいとお勧めしたいのがJETさんの漫画(角川書店)。どの画面からも横溝作品への愛情がひしひしと感じられます。月雪花の登場した場面は、漫画ならではの見事な表現です! 5.ハッブル望遠鏡が見た宇宙(野本陽代、R・ウィリアムズ著、カラー版岩波新書)  「ハッブル望遠鏡が見た宇宙」「続・ハッブル望遠鏡が見た宇宙」「ハッブル望遠鏡の宇宙遺産」と続きます。  あなたの近所に図書館があるでしょうか?少し大きめの図書館か、20年くらい前の大型本もきちんと保管している図書館がいいです。もしも、理学部を持つ大学の付属図書館が利用できるようなら、最高。そこに行って、天体写真の本を出版年が古いものから順に見ていってください。著名な天文学者の名を冠するこの望遠鏡が、どれだけ凄い仕事をしているのかが分かると思います。そして、この望遠鏡を支えた技術と心意気も。 Q5.次にまわす人5人  ここでおしまい。
AUTHOR: リン IP: 222.3.132.77 DATE: 07/17/2005 22:27:19  ミュージックバトンに比べて、この長さ(笑)。
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