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「アブダラと空飛ぶ絨毯」 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、徳間書店  「魔法使いハウルと火の悪魔」の続編です。前作がグリム童話と若草姉妹の雰囲気だったとすると、今回は「アラジンの魔法のランプ」風味。ただし、ブロークン。  誰だったかなあ、ソ連かロシアの首長だったと思うのですが、どっかの高官が「Englishが国際的公用語なのではない、broken Englishこそがそうだ」と言いました。これを聞いた時、「ああ、なるほど」と思ったのです。最初がどのようなものであっても、それが多くの人に使われるようになれば姿を変えていく。毎日使う言葉ならなおさら、その土地に沿った形に変わっていくでしょう。  「アブダラと空飛ぶ絨毯」の「アラジンと魔法のランプ」風味も、中近東で生まれた物語が、長い年月を経て西欧に渡って根付き、さらに日本語に訳された結果の雰囲気だと思います。  共有できなくても、ともに楽しめるものは確かにあると信じたい。  肝心の感想を忘れてました。  「魔法使いハウルと火の悪魔」の続編のはずなのに、なかなか前作の登場人物が出てきません。もうじれったくて、お姫様を求めるアブダラの焦りと読者のイライラが見事に相乗効果。そして、最後に「ああっ、そう来たかっ!」。私は前作よりも、こちらのお話のほうがワクワクして楽しかったです。  故郷と全く違う土地柄に混乱しながらも、商売で鍛えた柔軟性で頑張るアブダラと、明晰な頭脳でバリバリ状況を分析し対応策を練る夜咲姫が魅力的です。
AUTHOR: ルーシャとクオレ EMAIL: mn107099@yahoo.co.jp URL: http://www.h7.dion.ne.jp/~nori88 IP: 221.35.168.22 DATE: 10/05/2005 00:44:09 こちらのお話も楽しそうですね。 いつも参考にさせて頂いてます。
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